大阪の繊維商社がビリケン像建立 田村駒、創業130年記念
創業130年を迎えた大阪発祥の繊維専門商社「田村駒」が14日、足を触ると御利益があるとして大阪で親しまれているビリケンさんのブロンズ像を大阪市中央区の本社前に建立し、お披露目した。堀清人社長は「船場の地で長くお世話になってきた。町の活性化に貢献できたら」と語った。 繊維業でにぎわいを見せた大阪・船場の地で、1894年に創業した田村駒。同社によると、1908年に米国の芸術家が考えた“福の神”ビリケンが世界中で人気を集めると、社業の発展を願い1911年に国内での商標権を取得した。通天閣に鎮座するビリケン像も、同社保管のビリケンをモデルにしているという。