桃栗3年、柿8年…ポポーは?年 神戸・西区の果樹園<まちをあるけば>
神戸市西区押部谷町の果樹園で、「幻の果実」に出合った。その名は「ポポー」。北米原産でポポーの木からは甘い香りが漂う。果実は大人の握り拳ほどの大きさで、黄緑色の皮をむくとオレンジ色の果肉が現れる。スプーンで食べると、マンゴーやバナナのような、ねっとりとした甘い味がした。 【写真】神戸・新開地にミカンの木 なぜこんな所に? なぜ「幻」なのか。果樹農家の松下勇人さん(75)によると「すぐに傷むから、あまり市場に出回らない」とのこと。そのうえ、苗を挿し木して実を付けるまで7~8年ほどかかったという。 松下さんに頂いたポポーの種を自宅の鉢に植えた。気長に待ち続けたら実をつけてくれるかな。 桃栗3年柿8年…ポポー?年。入社してまだ7カ月の私。まずは桃と栗を目指してがんばります。(井筒裕美)