“テレビ出演白紙”で芸人・宮迫博之はいよいよ終わりを迎えている?…その「悲痛な現在」
YouTube大型企画がことごとく頓挫
『料理の鉄人』(フジテレビ系)を彷彿させる、「有頂天レストラン」という料理対決を見せる大型企画。ゴールデンの地上波テレビ番組かと見まがうほどセットを作り込んでおり、デヴィ夫人などをゲストに迎えて収録するといった一大プロジェクトでしたが、これが大コケしてしまったのです。 2021年5月23日公開の第1回こそ133万再生を記録していますが、第2回は30万再生、第3回は26万再生、第4回は29万再生と“出オチ”のように急落して爆死状態で、2022年3月の回を最後に更新されていません。 オリエンタルラジオ・中田敦彦さんと立ち上げた「Win Win Wiiin」は、豪華セットを作り観客も入れたうえで大物ゲストを迎えてトークするという大型企画。 元NEWS・手越祐也さん、キングコング・西野亮廣さん、YouTuber・ヒカルさん、格闘家・朝倉未来さんなどが出演しており、かつては何百万再生を軽く叩き出すドル箱コンテンツでした。しかし再生回数が減少していき、こちらも昨年2月の回を最後に更新がストップしている状態。 また、生配信をウリに昨年2月に鳴り物入りでスタートさせたYouTube版ワイドショー企画「宮迫博之のサコるニュース」も、あっさり頓挫しています。 時事問題や芸能ニュースなどについて、昼間の商店街で一般の方々にもインタビューするといった生配信企画。MCはもちろん宮迫さんが務め、堀江貴文さんやカンニング竹山さんなど数多くの著名人・芸能人が出演していましたが、昨年5月にわずか3カ月で休止。事実上の終了となっています。 余談ですが、この大型3企画に共通しているのは、よくも悪くも“テレビ的”であること。 好意的に解釈すれば、見栄えも中身もテレビ番組のように凝りに凝っていて、いい意味でYouTubeらしくないこだわりのコンテンツに仕上がっていました。 けれどうがった見方をすれば、「有頂天レストラン」や「Win Win Wiiin」は特にゴールデン番組の焼き直しというか、どこかで観たことあるようなテレビのフォーマットを踏襲しているだけ。オリジナリティのある斬新なアイデアが詰まっているわけではなかったため、宮迫さんがテレビへの未練がたらたらで、地上波出演が叶わないから自前でやっているように見えてしまっていました。 当然、多額の予算を投じていただろうこれらの大型企画が、宮迫さんの収益の柱になれなかったのは明白です。 後編記事『迷走を続ける宮迫博之…「富裕層」向けに謎のサービスも始め、いよいよ“芸人”ではなくなっている? 』では、飲食店経営について分析し、宮迫さんのお金事情を考察します。
堺屋 大地(恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー)