ゴージャスな入場で、歓声を浴びるイヨ・スカイ（右）とカイリ・セイン（©WWE）

　WWE人気ユニット「ダメージCTRL」のイヨ・スカイ＆カイリ・セインが、NXT新世代コンビとの遺恨を深めた。 　先週のロウでは、WWE女子タッグ王者のビアンカ・ベレア＆ジェイド・カーギルに挑戦。タッグ王座取りでユニットの復権を狙っていたが、ラッシュ・レジェンド＆ジャカラ・ジャクソンのNXT新世代コンビが試合に介入したため、イヨ＆アスカは敗れ去り王座取りに失敗していた。 　これを受け、22日（日本時間23日）放送のNXTで、イヨ＆カイリvsラッシュ＆ジャカラのタッグ戦が決定。21日（同22日）のロウ（ペンシルベニア州フィラデルフィア）では、イヨとカイリがバックステージでインタビューを受け、イヨが「ビアンカ、ジェイドとはまだ終わっていない。うちらは必ずタッグ王者になる」と宣言した。 　ここで、女子世界王者リブ・モーガンとラケル・ロドリゲスが割って入り、リブが次回PLE「クラウン・ジュエル（CJ）」（11月2日＝同3日、サウジアラビア）で、CJ王座をかけて戦うWWE女子王者ナイア・ジャックスにメッセージを送った。これにカイリが「ちょっとちょっと、これうちらのインタビューなんだけど。あんた、帰れ！　帰れ！」と激怒。イヨは「おまえ、うちらのことナメすぎだろ。今夜、やってやるよ」とタッグ戦を要求した。 　リブもこれを承諾して、ダメージCTRLvsリブ＆ラケルが急きょ実現。リングサイドにはまたもラッシュとジャカラが陣取り、不穏なムードが漂う中、ダメージCTRLはラケルに猛攻を仕掛ける。連係からカイリのカカト落とし、イヨ＆カイリでダブルのドロップキックをぶち込んだ。 　ラケルの猛パワーで反撃を浴びるが、イヨがリブに掌底アッパー連打からドロップキック、スワンダイブ式ミサイルキックの波状攻撃だ。イヨへの大歓声が上がり、メテオラを発射。続けてイヨにポップアップされたカイリがインセインエルボーを打ち込む、驚異の合体殺法を披露した。世界王者の逆襲にはイヨが掌底アッパーで切り返すと、観衆は「イヨ！　イヨ！」の大チャント。〝悪の逸女〟からすっかり人気者となったイヨは、場外に落ちたリブにエプロンからドロップキックを叩き込んだ。 　ダメージCTRLの一方的なペースとなったが、イヨは観客席最前列にいたNXT新世代コンビに目をつけ、ジャカラを首投げで叩きつけた。すると、今度は怒ったラッシュがイヨをエルボーで吹っ飛ばす。すぐにゴングが鳴って、試合はダメージCTRLの反則勝ち。カイリがすぐに巨体のラッシュを攻撃するも、リング内で反撃を受け、カイリがジャカラのレッグドロップ、イヨがラッシュの変型バスターで叩きつけられ、2人ともKOされてしまった。 　NXT新世代コンビとの抗争激化に、ダメージCTRLはどう反撃するのか？ 　この日のロウは「ABEMA」にて放送された。