吉田陽菜、自己ベストを0・98点更新して首位発進【フィギュア】
◇15日 フィギュアスケート グランプリ(GP)シリーズ第5戦・フィンランド大会第1日(ヘルシンキ) 女子はショートプログラム(SP)が行われ、第2戦・スケートカナダで3位となった昨季世界選手権日本代表の吉田陽菜(19)=木下アカデミー=がSPの自己ベストとなる67・87点をマークして首位発進した。 12月にフランス・グルノーブルで行われるGPファイナルに進出する可能性をまだ残している吉田は最終12番滑走として登場。冒頭に跳んだダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を決めてGOE(出来栄え点)で0・94点の加点を獲得。続くルッツ―トーループの連続3回転はセカンドジャンプが4分の1の回転不足(qマーク)とされてGOEで0・42点の減点を受けたが、基礎点が1・1倍となる後半に組み込んだ3回転ループを0・70点の加点がつくジャンプとしてカバーした。また、ジャンプ以外の構成要素も3本全てのスピンとステップを最高のレベル4として、自己ベストを0・98点更新した。 他の日本勢はスケートカナダで2位となった松生理乃(21)=中京大=が64・82点の4位、2022年GPファイナル女王で第3戦・フランス杯7位の三原舞依(25)=シスメックス=が59・56点の7位。ペアSPは今大会が第4戦・NHK杯との連戦で、海外開催のGPシリーズ初出場となる長岡柚奈(19)、森口澄士(22)組=木下アカデミー=が51・75点の8位でフリーに進んだ。
中日スポーツ