EVバスの運行スタート 館山の市街地循環バス(千葉県)
館山市の市街地循環バス「かいまーる」のEVバスでの運行が27日、始まった。コミュニティバスで、EVバスの導入は安房地域では初めて。同日朝の運行開始を前に出発式が行われ、森正一市長ら約30人で初運行を祝った。 館山駅を起終点に20地点を結ぶ市街地循環バスは、昨年6月に本格運行を開始。日東交通が委託を受け運行している。これまではマイクロバスだったが、EVバスに切り替えた。 日東交通館山営業所で行われた出発式には、森市長、日東交通の小宮一則社長ら関係者が参列し、テープカットで祝った後、初便の運行へ送り出した。 バスの車体には、子どもや大人、動物のキャラクターがバスに乗り込む様子がほのぼのと描かれており、愛称「かいまーる」の世界観を表している。 あいさつで森市長は「買い回る、駆け回るという地元の方言を愛称にした『かいまーる』。愛称に合ったかわいらしいラッピングも施され、多くの市民に愛されるバスとなれば」と、期待を込めた。小宮社長によると、日東交通では運行エリアとなる上総地区を含めて、EVバスの導入は初だという。 市では、市広報紙6月号(5月20日発行)でEVバスの無料乗車券を配布。利用期間は6月29日までで、利用を呼び掛けている。