緊急事態措置案 小池都知事が会見(全文3完)ワクチン・クラスター・3密・手洗い「総合的に」
東京都の小池百合子知事は6日夜、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「新型コロナ「緊急事態宣言」での東京都の対応は? 小池知事が臨時会見(2020年4月6日)」に対応しております。 【動画】新型コロナ「緊急事態宣言」での東京都の対応は? 小池知事が臨時会見 ◇ ◇
医療領域での措置は何か考えているのか
東洋経済新報社:東洋経済の石阪といいます。知事に1点、お願いします。今回の緊急事態措置、案ですけれども、まず外出とイベントの制限ということは現段階でなっていて、法律上では医療体制の強化でもいろいろできることがあったと思います。例えば臨時医療施設を開くとか、医療部署を買い上げたりとかっていうこともできる。いろいろできることはあると思うんですけれども、そういった領域での措置っていうのは、今後は何か考えていることはありますでしょうか。 小池:今は何よりも、この感染症の拡大をいかにして防止をするかということで、ある全ての方策を求めながら進めていくことが必要だと思います。その際に国との連携ということも重要でございますので、今回のこの法的な措置というのは大変効果があると、このように考えております。 司会:それじゃあどうぞ。
長期戦を戦う上での考えは?
Business Insider Japan:Business Insider Japanの三ツ村と申します。小池都知事にお伺いいたします。今回、緊急事態宣言に伴う、法的根拠を持った要請という形なんですけれども、これ、つまり現状で感染者の拡大がちょっと止められなくなったために国に要請をしていたということだと思うんですけれども、ということは今、国が行っているクラスター対策、これが都の中ではやっぱりなかなかうまくいかなかったというご認識でしょうか。 それに伴いまして、仮にこの自粛要請期間の間に感染者が減少したとしても、今後やはりこのパンデミックと戦う上では、もっともっと長期戦になるかと思います。その中で今後の戦略をどう考えていかなければということを、もうこの自粛期間中におそらく検討しなければならない問題だと思うんですけれども、その点について何かお考えあればお答えください。 小池:いわゆる出口戦略の話かと思います。国は、また、これは世界中が現在ワクチンなど、治癒の方法について模索をしているところでございまして、まさしく国際競争の様相を呈しているかと思います。それが1点。それから、この感染が拡大をしているという点については、1つはやはりクラスターを見つけてそこから防いでいくという方法、それから人流をいかにして止め、そして減らし、そして接触を減らしていくか、いわゆる3密でございますけれども、この方法。そしてまた皆さんの、基本的には手洗いという一番原点に戻って、そのような皆さんの意識を高めていくなどなど、これらを総合的に進める以外には現在、見えざる敵であり、かつ具体的にこれが効きますというワクチンなどがない、この状況においては、それらのことを皆さま方にお願いをするということに尽きると思います。 これまでのところで皆さんにご協力いただいている部分が今後どのような形で出てくるのか、それらのことを見ながら、また、国とも連携しながらさまざまな方策を総力戦で進めていくということになろうかと思います。1日も早くこの感染を防止するためにも、皆さんにご協力いただく、そしてそれの国との連携でもって進めていくというのが明日からの予定されております緊急事態宣言、そしてそれに伴うさまざまな方策がこれからスタートするということであります。 司会:お願いします。じゃあ、どうぞ。