【巨人】育成2年目・中田歩夢に期待大「桑田さんの期待に応えたい気持ちもあった」紅白戦で存在感
◇プロ野球巨人春季キャンプ(11日、宮崎) キャンプ初の紅白戦を行った巨人。野手陣の中で一際アピールしたのは、背番号『002』、育成2年目の19歳中田歩夢選手でした。 9番ショートでスタメン出場すると、3回の第1打席に堀田賢慎投手のストレートを打ち返すと、センター前へヒット。さらにセンターの動きを確認すると、ためらわず2塁へ。積極的な走塁で2ベースヒットを記録しました。 この好プレーに阿部慎之助1軍監督は「最高だね、あれ!完全なアウトのタイミングで、あのような走塁ができるというのがみんなが見習わないといけない」と称賛の言葉。さらにその後、三本間に挟まれる場面に遭うも、体をくねらせタッチアウトを回避。アウトにならない執念を見せるプレーに「頑張ってましたね。イナバウアーみたいなね」と高評価を与えていました。 7回には守備でアピール。三遊間に転がったヒット性の当たりを逆シングルでスライディングキャッチ。そして難しい体勢から、素早い動作で正確な送球でアウト。この日は走攻守で活躍を見せつけました。
試合後、中田選手は「最初の紅白戦でスタメン起用してくれた桑田さん(2軍監督)の期待に応えたい気持ちもあった。一番若いので、自分が引っ張っていくようにという言葉をもらった。きょうは少し引っ張れたかなと思います!」と明るい表情。 最初の試合形式で存在感を見せることに成功した中田選手。ここからは継続してアピールし支配下契約を目指します。 「調子を一定にすることは一流の選手でも難しいですけど、調子が悪い時こそ振り返る。(1年目のキャンプから書き続けている)毎日野球ノートに書いてきたことを継続して読むようにしています」