早大が延長十回1-0で大商大に勝利 完封の伊藤樹「エースとしての仕事はできたかな」/大学野球選手権
全日本大学野球選手権第2日(11日、早大1-0大商大=延長十回タイブレーク、2回戦、東京D)早大は伊藤樹投手(3年、仙台育英)が先発し、九回を終え0-0で無死一、二塁からのタイブレーク方式の延長に突入。バントのサインは出ず、無死満塁となったところで守備から途中出場の梅村大和内野手(4年、早実)の右犠飛で1点を奪い、その裏を伊藤が0点に抑え、3回戦進出を決めた。 伊藤は「ていねいにていねいにと試合前に印出さん(太一捕手)と話していて、ストレートの球速は出ていなかったけど、変化球を気にしている様子で、要所でインコースを使った。球数は気にしていなかった。10回、点を取られなかったので、エースとしての仕事はできたかなと思う」と話した。 小宮山悟監督は、十回について「1点しか取れなかったので負けを覚悟したが、代えるに代えられない状況で、(延長も)彼(伊藤)に任せた」と説明し、10回4安打4四死球7三振完封の伊藤に対し、「よく投げた」と讃えた。 敗れた大商大・富山陽一監督は、「先発の星野(世那投手)は、春のリーグ戦を投げていないが、状態がいいので使った」と先発の星野の好投を評価していた。