パリオリンピック

パリオリンピック初戦敗退となった大坂なおみ[写真/ゲッティイメージズ]

パリオリンピック（フランス/パリ、レッドクレー）は日本時間28日（現地27日）、テニス競技の女子シングルス1回戦が行われ、スペシャルランキング（負傷や出産などにより長期離脱した選手への救済制度）を使用し出場した世界ランク102位の大坂なおみは同じくスペシャルランキングで参戦している同217位のA・ケルバーに5-7, 3-6のストレートで敗れ、初戦敗退となった。 【一覧】パリオリンピック テニス 全種目ドロー 出産を経て今シーズン復帰した26歳で元世界ランク1位の大坂がオリンピックに出場するのは2大会連続2度目。初出場となった東京オリンピック（日本/東京、ハード）では3回戦で敗れている。 対する36歳で元世界ランク1位のケルバーがオリンピックに出場するのは3大会目であり、2016年のリオオリンピック（ブラジル/リオデジャネイロ、ハード）では銀メダルを獲得している。なお、今月25日にはパリオリンピックをもって現役引退することを表明している。 元世界ランク1位対決となったこの日の第1セット、大坂は第4ゲームでブレークチャンスを掴むとフォアハンドウィナーを決めブレークに成功。しかし、直後の第5ゲームでブレークバックを許すと終盤となる第11ゲームではミスが目立ち2度目のブレークを奪われ先行される。 続く第2セット、開始から互いにサービスキープが続くも第7ゲーム、大坂は0-40とブレークポイントを握られる。最後は自身のショットがアウトとなり先にブレークを許す。その後はブレークを返せず、オリンピック2大会連続の初戦突破とはならなかった。 勝利したケルバーは2回戦で世界ランク61位のJ・クリスティアン（ルーマニア）と対戦する。クリスティアンは1回戦で第17シードのC・ガルシア（フランス）を5-7, 6-3, 6-4の逆転で下しての勝ち上がり。 なお、競技開始となった27日には男女シングルス1回戦、男女ダブルス1回戦が組まれているが、雨天により外コートの試合が行えず。屋根が付いているセンターコートのフィリップシャトリエ、スザンヌ・ランラン コートのみで試合が行われた。