「1円スマホ」が25日で終了 総務省の新たな制度改正のため…専門家「26日には新たな割引プラン登場の可能性も」
クリスマスの25日、家電量販店のスマートフォン売り場には、“駆け込み客”の姿が…。 【画像】「1円スマホ」の料金システムの仕組みはこちら 女性客: iPhoneがそろそろ安く買えなくなるかもしれないっていうので、ちょっと急いで聞きに来ようかなと思って。 お客さんが、“どうしても25日中に買いたい!”と意気込むワケを取材した。
最終日の「駆け込み需要」
家電量販店に行ってみると…。 記者リポート: こちらのポップ、「実質1円販売があと1日で終了」と書かれています。 現在多くの人が利用している「端末返却プログラム」。 最終的にはスマホを返却する必要があるが、その代わりに“月々1円”という“超お得”なプランとなっていた。 例えば、およそ14万円の「iPhone 15」を「キャリア乗り換え」と「返却プログラム」で契約する場合は… 最大約4万円の値引額を適用。さらに、24か月後に約10万円で端末を“買い取って”もらうことで、機種代の実質負担額を「1円×24カ月」としていた。 しかし、26日からの制度改正によって、今までよりも割引しづらい状況になるとみられ、“駆け込み購入”を検討する人が増えていた。 店員: 料金の見直しが入るので、明日になるとここの料金またがっと上がっちゃう可能性も、全然あります。 女性客: 本体が上がるって感じですか? 店員: 今回の改正でね、ここの見直しグッと入るので、前にちょっと余分な分ぐっと前に出る。 これまでにも、2019年そして去年と2度に渡り行われてきた総務省による規制。 今回で3回目となるが、なぜ何度も繰り返し行われるのか?
新たなプランで割引の可能性も
ITジャーナリスト・三上洋さんは…。 ITジャーナリスト・三上洋さん: 総務省が規制をするたびに、その裏をかくような形で大手3社がまた割引を出してくるんですね。規制をかけると、それに“当たらない形”で端末を安くする。そのために規制をかける。その裏をかくような形で新しい売り方が出ることが繰り返されて、“いたちごっこ”のようになってきている。 26日からスマホが高くなってしまうかも…しかしこんな指摘も。 ITジャーナリスト・三上洋さん: あした以降、もしかしたら新たなプランで割引という可能性もあります。試行錯誤によってですね、新たな裏をかくようなアイデアのプラン、割引が出てくる可能性はあります。 スマホの価格を巡る“攻防戦”は、今後もまだまだ続きそう。 (「イット!」12月25日放送より)
イット!