ポルシェ・テニス・グランプリ

優勝したエレナ・ルバキナ[画像/ゲッティイメージズ]

女子テニスのポルシェ・テニス・グランプリ（ドイツ/シュトゥットガルト、室内クレー、WTA500）は21日、シングルス決勝が行われ、第4シードのE・ルバキナ（カザフスタン）が世界ランク27位のM・コスチュク（ウクライナ）を6-2, 6-2のストレートで破り、大会初制覇を果たすとともに今季ツアー3度目のタイトルを獲得した。 【動画】ポルシェに乗り表彰式に登場したルバキナ 世界ランク4位で24歳のルバキナは今季開幕戦となった1月のブリスベン国際（オーストラリア/ブリスベン、ハード、WTA500）で優勝。その後2月のムバダラ・アブダビ・オープン（アラブ首長国連邦/アブダビ、ハード、WTA500）を制し今季2勝目を飾ると、続くカタール・トータルエナジー・オープン（カタール/ドーハ、ハード、WTA1000）と先月のマイアミ・オープン（アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000）で準優勝した。 そして今大会も2試合に勝利し4強入りすると、準決勝では第1シードのI・シフィオンテク（ポーランド）を破り決勝に進出した。 そして決勝戦、ルバキナはファーストサービスが入ったときに81パーセントの高い確率でポイントを獲得。3度のブレークポイントを握られるも全て凌ぐとリターンゲームでは4度のブレークに成功し、1時間9分で今季3度目の優勝を決めた。 同大会では優勝すると大会冠スポンサーのポルシェから車を貰うことができるが、準決勝後のインタビューでルバキナは運転免許を持っていないと明かしていた。 試合後の会見でルバキナは喜びを語るとともに、車の使い道について口にした。 「この1週間を通してプレーしたすべての試合、特に決勝戦には本当に満足している。私はとても安定していたわ」 「（車をどうするかは）まだ分からないわ（笑）私はこれを運転するつもりだけど、ドバイに置いておこうと思っている。（コーチの）ステファノが運転するのは間違いないし、おそらく母も運転するでしょう。できれば私もすぐに（笑）」 一方、敗れたコスチュクはツアー2勝目とはならなかった。