業務効率・生産性向上へ たてしん経営塾セミナーに20人 館山(千葉県)
館山市の館山信用金庫本店で21日、「IT活用セミナー」が開催された。たてしん経営塾の塾生ら約20人が参加し、企業のIT化について講師の話に耳を傾けた。 人口減少や労働力の流出などによって、地域の人手不足感が高まる中、企業のIT化を図ることで業務効率、生産性の向上を高めるきっかけにしてもらおうと実施した。 講師は、同金庫とIT支援事業で連携するリコージャパンと富士フイルムビジネスイノベーションジャパンの社員が務めた。 この日は「人手不足を生産性向上で解決!中小企業のIT化事例の紹介」と題して講義が展開された。 登壇したリコージャパン社員は、中小企業の低迷する労働生産性の現状について講話。生産性向上のためには、デジタル技術の活用は必要とし、国の「IT導入補助金」や補助金の活用事例などを紹介した。 次に富士フイルムビジネスイノベーションジャパン社員は、昨年10月から始まったインボイス制度、今年1月開始の改正電子帳簿保存法について煩雑化する作業による、従業員の業務負担増加といった懸念事項、課題などを述べ、業務負担の軽減につながるITの活用について講義した。 講義を聴いた男性は「働き方などが変化していく中、ITツールなどを活用していき、従業員の働きやすさ、生産性向上につながるように努めていきたい」と感想を話していた。