【山口県】[周南公立大]キックオフで松岡頭取と学生対談 地域イノベーションセンター
周南市の周南公立大学(髙田隆学長)が開設した「地域イノベーションセンター」(赤木真由センター長)の開設記念キックオフセミナーの第2回目が20日、同市の徳山駅前賑わい交流施設で開かれた。 地域イノベーションセンターは同大経済経営学部が今年7月に開設。自治体や企業などと連携して周南地域に新たな価値をもたらすアイデアやビジネス創出、イノベーション人材の育成拠点を目指している。 赤木センター長は㈱アシックスの経営企画室や三菱UFJリサーチ&コンサルティング組織人事戦略部などを経て、現在は同大経済経営学部で講師を務める。㈱西京銀行(松岡健頭取)と共に地域の起業家を育てる「アントレプレナー養成共同研究講座」の地域課題解決コースを担当している。 この日のセミナーは松岡頭取が登壇して「西京銀行が育成していきたいアントレプレナー」と題して講演。そのあと同講座を受講した学生3人のビジネスプラン紹介と進ちょく発表、学生3人と松岡頭取のトークセッションがあった。 発表した学生は、人生100年社会の高齢化に向き合い、運動や温泉などで健康を促進する「ANOTHER SONプロジェクト」を提案した福田幹太さん▽絶滅危惧種の増加問題から、カフェを経営して環境保全団体に利益の一部の寄付や、絶滅危惧種をモチーフにした飲食物販売などの「絶滅危惧種カフェ」、「オリジナルグッズ制作」の狩野友蓮さん▽学生と企業の主要な接点であるにも関わらずニーズがかみ合わないことに着目した「学生考案インターンシップ」を提案した山根夕陽さん。 3人の研究を聞き、トークセッションでは「松岡頭取の感想」、「学生の参加動機」を話し、「松岡頭取に聞いてみたいこと」のテーマでは「学生の起業をどう思うか」や「モチベーションの保ち方」などを質問して意見を交換した。 第3回のキックオフセミナーは1月28日(火)で、「市民活動と大学の連携が生み出す地域イノベーション」をテーマに企画が進んでいる。