MicrosoftのCopilotは何ができる? ChatGPTとの違いを詳しく解説
Microsoftは2022年、検索エンジン「Bing」に人工知能(AI)を追加搭載した新たなサービスを開始しました。 そして同社はこのたび、AIシステム関連サービスのすべてを「Copilot」という新たなブランド名の下で一新しました。けれども、Copilotは具体的にどのようなサービスなのでしょうか。 そして、OpenAIの「ChatGPT」や、Anthropicの「Claude」をはじめとするほかのAIチャットボットと、何が違うのでしょうか。詳しく説明していきましょう。
MicrosoftのCopilotとは?
Copilotは基本的に、ChatGPTのMicrosoft版です。ChatGPTと同一の大規模言語モデル(LLM)を使用しており(MicrosoftはOpenAIに巨額を投資しています)、似たような質問を投げかけることができるほか、数学の問題などの複雑なタスクを解決するために使うことができます。 また、「Bing Image Creator」を使って画像を生成することも可能です。こうしたことすべてが、同じプラットフォームでできるようになっています。 Copilotは、Microsoftが提供するAIサービスの基盤であり、GPT-4をベースにして、実にうまく構築されています。それと同時に、インターネットにアクセスできるため、ユーザーから投げかけられた質問に対して、最新情報をつねに提供することができます。 Copilotには、詩や物語を書いてもらったり、記事のアイデアを考え出してもらったりと、ChatGPTを使うときと同じやりかたで、さまざまなタスクを依頼することが可能です。
Copilotの利用料金は?
Copilotはお金がかかりません。実を言うと、MicrosoftのCopilotは、OpenAIが開発したLLMの最新バージョンGPT-4を無料で利用できる唯一のプラットフォームです。 Copilotにアクセスするために必要なのは、Microsoftアカウントだけで、これも無料です。Windowsパソコンをお使いなら、Microsoftアカウントをすでにひとつは持っているはずです。