忙しくて体のことはつい後回し そんな人に、材料を集めて煮だすだけ 手軽で美味しい薬膳養生茶5選
健康的な食生活は気になるけれど、なかなか時間がとれず自炊ができない方も多いのではないでしょうか。そして、外食したり、インスタント食品やお惣菜に頼ったりしてしまう生活に、罪悪感を持たれてはいませんか。 【画像】疲れを感じたら「ナツメとクコの実」の薬膳茶でひと息 そんな時におすすめなのが、薬膳の考えを手軽に取り入れられるお茶レシピです。日常的に口にする水分を、体調に合わせたお茶に変えてみることで、体の不調を整えるきっかけになりますよ。 今回は体調に合わせた5種類のお茶をご紹介。どれも簡単に作れるので、手軽に健康的な生活をおくってみたいと考えている方は、ぜひお試しください。
◆疲れやすい方に:なつめとクコのお茶
体を温め、疲れを回復させる効果のあるなつめと、体に潤いを与えてくれるクコの実を活用したお茶です。色鮮やかで、柔らかい甘みを感じる養生茶です。 薬膳では「1日3粒のなつめを食べると、老いを防ぐことができる」とも言われているスーパーフードです。美を追求した世界三大美女である楊貴妃も、好んで食べていたとされており、いつまでも美しくいたい女性におすすめの食材です。最近ではスーパーで販売されていることもあるようですが、近くのお店で手に入らない場合は、ネット通販を利用してみましょう。 デーツと見た目が似ているために、間違いやすいですが、違う食材なので注意しましょう。 ●材料(作りやすい分量) ・なつめ:2個 ・クコの実:10g ・水:500cc ●作り方 (1)なつめは手で裂いて半分にします。クコの実と共にポットに入れ、水を注ぎます。 (2)3分ほど弱火で加熱したら、グラスに注ぎます。
◆熱っぽさがある方に:桑の葉入り緑茶
青汁の原料としても使われる「桑の葉」は、風邪をひいたときの初期の発熱や、頭痛に使われます。喉の痛みや咳などをケアしたいときにも、おすすめのお茶です。 また、目の状態を改善する効果もあり、目の充血や眼精疲労が気になる方にもいいお茶です。桑の葉だけでお茶を作ることもできますが、緑茶と合わせることで清涼感が増し、飲みやすくなりますよ。これから暑くなる季節に活躍する組み合わせです。 どちらの食材も体の熱を冷ます効果があるので、冷えを感じている時には注意が必要なことは覚えておくといいでしょう。 ●材料(作りやすい分量) ・緑茶:小さじ1 ・桑の葉:小さじ1 ・水:500cc ●作り方 (1)ポットに緑茶、桑の葉を入れて湯を注ぎます。 (2)3分ほど蒸らし時間を置いたら、カップに注ぎます。