三笘薫の代役候補は3人? サッカー日本代表、負傷者続出の左サイド「誰と組んでも機能する」
サッカー日本代表は16日、FIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップ2027予選でミャンマー代表と対戦する。15日には三笘薫が怪我のためチームを離れることが発表されている。左サイドでプレーできる中村敬斗と旗手怜央が怪我で招集されていない今回、森保一監督はどのようなプランを用意しているのだろうか。 【順位表・日程・組合せ】W杯アジア2次予選 FIFAワールドカップ2026 「アジアの戦いは想定外のことが起こるとつねに思いながら、その現状に合わせて柔軟に覚悟を持って戦わなければいけない」 森保監督にとって2度目のアジア予選は、前回同様ミャンマー代表との一戦からスタートすることとなったが、前日会見で指揮官がこう述べたように、いきなり日本代表はアクシデントに見舞われた。10月の代表戦で中村が足首を負傷し、セルティックでプレーする旗手怜央もUEFAチャンピオンズリーグでハムストリングを負傷した。10月の代表戦出場を見送った三笘は日本へ戻ってきたものの15日に離脱が発表されている。 守備の要である板倉滉も足首の手術を受け、復帰まではまだ時間がかかる。UEFAチャンピオンズリーグやUEFAヨーロッパリーグでプレーする選手も多く、所属クラブでも主力の彼らはコンディション調整という難しい課題を抱える中で日本へやってきた。 指揮官も「チームとしても最初に組もうとしたメンバー構成ができなかったり、招集した後もこのようなアクシデントが出たりしたのは痛いこと」とその影響を認める。一方で、「これまでも誰が出ても、誰と組んでも機能する、そして勝つために準備してきた」とも話しており、代わりとなる選手の活躍を期待する。 三笘に代わる左サイドは、相馬勇紀が務めると予想される。指揮官は前日練習を見たうえで決めたいと前置きしつつも、「前回のカタール(W杯)では(南野)拓実もやってますし、直近(10月)には(浅野)拓磨も左サイドでプレーしている。相馬についてもここ数試合は(所属クラブで)左サイドからスタートしている。いろいろな選択肢を持って臨みたい」と3人の名前を挙げた。そのほかにも伊東純也は試合途中から左サイドに回った試合もあり、久保建英もFIFAワールドカップなどで左サイドに入っている。森保監督が挙げた3人以外にもプレーできる選手はいる。 FIFAワールドカップ後の新体制では主力を固定せず、より多くの選手たちに出場機会を与え、様々な組合せを試してきた。W杯出場が決まる3次予選も含めて長丁場となるアジア予選を戦い抜くためにも、選手層の厚さが試されるミャンマー代表戦が試金石となる。 (取材:元川悦子、構成:編集部)
フットボールチャンネル編集部