ナイナイ矢部浩之、見取り図・盛山晋太郎が順調にサッカー仕事増やし「全力でつぶしにいく」
＜ニッカンスポーツ・コム／芸能番記者コラム＞ ナインティナイン矢部浩之（52）が、自身が主催する子供向けの「U－12サッカー大会 やべっちCUP 2024」（12月28日、千葉・JFA夢フィールド）へ向けた取材会に出席し、意気込みを語った。 同席した吉本興業の後輩の見取り図、盛山晋太郎（38）が順調にサッカー仕事を増やしていることに「やめてほしい」とジェラシーを口にするなど、長きにわたって日本サッカー界を盛り上げてきた芸人としての自負もにじむ会見となった。 矢部はサッカーW杯日韓大会が行われた2002年から2020年まで約18年間にわたってテレビ朝日系「やべっちF．C．」のMCを務め、現在はDAZNでも後継番組の「やべっちスタジアム」が配信されている。多くのサッカー少年たちが同番組を見て育ち、会見で盛山も語っていたが「矢部ならば」と取材を受諾する選手も多いという。 そうした背景から、さらにサッカー界を盛り上げるべく立ち上げた大会。今回で7度目で、毎年シーズンを終えた矢部と親交のあるプロ選手らも多く足を運ぶ。矢部は「子どもたちは毎年最初は緊張しているけど、終わったらみんな勝っても負けても笑顔で帰っている。いい大会やっているなと。手応えを感じています」と笑いも誘いつつ語った。 矢部も出場する子どもたちとの試合では、元日本代表MF名波浩から「戦術矢部」とも称されたという最前線に張る矢部へボールを集める作戦をとっていることを盛山にイジられた。「みんな、矢部さんにけがをさせたらいけないと気を付けてる」といった話も明かされ、矢部は「何やかんや言ってますけど、自分が一番楽しんでいるなと思います」とほほえんだ。 盛山は未経験者ながら大のサッカー好きとして、芸人サッカーチーム「もりちゃんずユナイテッド」を結成し、月4回ペースで集まり、試合を行っているという。盛山は「LINEグループには92人メンバーがいます」とその規模を明かし、取材会前にも活動で汗を流してきたことを明かした。じわじわとプロ選手らとの交流も増えているといい、J1セレッソ大阪のOBと試合を行ったことなども紹介された。 話を聞いた矢部は「僕は盛山にやめてほしいと思っています。長いことかけてプロの方と交流してここまで作り上げてきた自負はあるので。即やめてほしい」と冗談交じりに語って笑わせた。「もしテレ朝とかで番組始めたら全力でつぶしにいきます、徹底的に」とも宣言し、会場は大きな笑いに包まれた。 これからの矢部の夢は、やべっちCUP経験者から世界で活躍する選手を輩出すること。「待っています。長くやればやるほど自分もそれが楽しみになりますし、できる限り続けていけたらなと思います」と意気込み、「最後は楽しかったという達成感で笑顔を見れたらいいなと思っています。ボールを蹴って走っているだけのスポーツだと思われていますが、実は各ポジションの人間が考えて、チームワークで相手との意思疎通を常に持ってプレーしなければいけないスポーツ。サッカーだけでなく、その先どんな仕事についてもそうした経験は役立っていくと思うので、ぜひちびっこに参加してもらって楽しくサッカーしてほしいなと思います」と呼びかけた。 盛山はプレー時の矢部の様子について元アルゼンチン代表のレジェンドFWを引き合いに出し「点の取れないバティストゥータ」と表現した。「大きい体で1トップ、汗かいてきたら長髪がベロンって顔にひっつく感じ。これはバティやなと思いました」。誰もが認める芸人界の1トップ。矢部がこれからも日本サッカー界を盛り上げていく。【松尾幸之介】
