このあと大雪の可能性も「電気が来たのにまた停電…」能登半島地震の被災地 石川・輪島市では
北陸放送
能登半島地震の発生から23日目、被災地はこの冬一番の寒気の影響で、このあと大雪の可能性があります。雪の重みによる建物の倒壊なども懸念されます。石川県輪島市のようすをお伝えします。 【写真を見る】このあと大雪の可能性も「電気が来たのにまた停電…」能登半島地震の被災地 石川・輪島市では 輪島市では朝から、雪が降ったり止んだりを繰り返していて、一時的に勢いが強まることもあります。こちらでは多くの住宅が倒壊していて、県の応急危険度判定で立ち入りが「危険」とされる赤い紙が貼られています。 見るからに全壊という家だけでなく、少し傾いた家や一見、被害がないように見える家も含まれ、地域の住民は「ずっしりとした北陸特有の雪がのしかかったら絶対に倒れる」と、不安そうな表情を見せていました。 午前中に取材した三井地区はもともと雪の多い地域ですが、数日前に電気が復旧したものの昨夜から再び停電となり、朝にお会いした住民は「暖を取るには石油ストーブしか使えないので、これから灯油を買いに行かなくては」と話していました。 男性住民「ちょっと困ってるのは、昨日まで電気きてたけど、昨夜からまた停電。工場の中に除雪機が入っているが電動シャッターが開かない。きょう中に電気が来れば開くと思うけど…」 この雪に追い打ちをかけるのが広い範囲での断水です。道路の雪を溶かす消雪装置が機能しないことに加え、道路事情が悪いことで除雪車の稼働にも支障が出ることが懸念されます。また、ようやく断水が解消された家庭でも厳しい寒さによる水道管の破裂などに注意してください。
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