パパラッチ追跡で「あわや大惨事に」。ヘンリー王子&メーガン妃の"カーチェイス事件"を警察が遂に認める
英国滞在中の警察警護を認めないという政府の決定を不服としたヘンリー王子は、政府を提訴したが、その裁判であっけなく敗訴した。しかし裁判の中で、2023年春にヘンリー王子&メーガン妃は、ニューヨークでパパラッチによる危険レベルの猛追を受けていたことが明らかに。ふたりの代理人によると、それは「大惨事になりかねない」事件だったようだ。 【写真】英ロイヤルの"問題児"から、二児のパパへ。ヘンリー王子のロイヤルライフをふり返り 2024年2月28日、ロンドン高等法院のピーター・レイン裁判官は、「ヘンリー王子夫妻の英国滞在中の(公費による)警護レベルを下げた政府の判断は、不合理ではなく、手続き上の不公平もなかった」との判断を示した。さらに、今回の判決のに関して同裁判官は、ニューヨーク市警(NYPD)の情報局長ジョン・B・ハートが2023年5月の事件について書いた手紙を参照。ハート氏は調査の結果、無謀な危険行為でふたりのパパラッチを逮捕するには十分な証拠があると断言。該当する2名はその夜、非常に危険な行為によってヘンリー王子夫妻を危険にさらしたと書いていた。 しかしこの手紙の内容は、事件当時のNYPDの声明とは大きく矛盾している。当時彼らは「サセックス公爵夫妻の移動を阻むフォトグラファー(パパラッチ)が数多くいた。しかし、公爵夫妻は無事に目的地に到着しており、追突や召喚、怪我、それに関する逮捕などの報告はなかった」と述べていた。 ヘンリー王子夫妻の代理人は昨年5月、この事件を「かなり攻撃的なパパラッチによる大惨事になりかねないカーチェイス」だったと表現。 また、追跡は2時間以上続き、「公人は人々からかなり関心を持たれる存在だが、決して安全を犠牲にすべきではない。こうしたやり方で写真を撮って広く流布することは、非常に立ち入ったやり方を助長し、関係者全員にとって危険だ」とも加えた。 夫妻の広報官アシュリー・ヘンセンは当時、次のように述べた。 「昨夜ほど彼らが弱さを曝け出したことはありません。非常に怖がっていましたし、動揺していました。警察がパパラッチに立ち向かい、もっとスペースを開けて安全に行うよう要請しましたが、残念ながら全くもってその願いは聞き入れられませんでした」 あの晩、大事に至らなかったことだけが、不幸中の幸いだったようだ。
from Town and Countrymag.com