松井知事 万博誘致の準備期間「2年半は適正」「短い批判は当てはまらない」
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大阪府の松井一郎知事は14日、東京の外国特派員協会で記者会見し、11日に閣議了解された2025年大阪万博誘致の準備期間について「非常に短かったという話はよくあるが、2年半は今の時代では適正な期間」と強調。来年秋のBIE(博覧会国際事務局)総会投票で選ばれなかった場合の誘致継続の可能性については「そのときの知事、政府が考えるべきこと」とし、自身の任期中の万博開催決定に向け、注力する考えを示した。 【中継録画】「大阪万博」誘致目指す松井知事が外国特派員協会で会見
2025年大阪万博実現しない場合、2030年誘致継続は明言せず
松井知事はすでに2025年万博開催地に立候補しているフランスに対し、大阪万博招致決定までの準備期間が短いという見方について「短かったというとらえ方とスピード感をもって物事を進めているという2つのとらえ方がある。今の時代において決定までの準備期間が2年半というのはこれだけ情報通信のスピードが上がっている今の時代においては適正な期間ではないか」と述べ、「時間が短いという批判は当てはまらないのではないか。スピード感を持って物事を進めてきているという認識」と語った。 また、今回の招致が実現できなかった場合、2030年万博に引き続き名乗りを挙げることも考えているか、という質問に対しては、「大阪府知事として任期内に与えられた時間内で2025年を目指したい」と答え、2030年万博誘致継続の可能性は明言しなかった。