いかだをこぐ児童と園児＝砺波市庄川町金屋

　庄川水まつりin　summer（富山新聞社後援）は4日、砺波市の庄川水記念公園周辺で多彩なイベントが繰り広げられた。市民参加で制作した巨大いかだが用水跡に浮かべられ、子どもが冒険者気分を味わった。5年ぶり復活した流木乗りやサップなどの水上体験も人気で、来場者は「水のまちの」の魅力を満喫した。 【写真】流木乗りを楽しむ参加者=砺波市の庄川水記念公園 　いかだは1・8メートル四方の四角形で、板の上に発泡スチロールを敷いた構造。「水の強さひきだすプロジェクト」と題して企画した。 　市が健康事業に活用するヨーグルト飲料「R-1」の空きボトル約600個を周囲に張り付けた。市内に回収ボックスを設置してボトルを集め、制作ワークショップを開いてきた。 　公園そばの用水跡にいかだを運び込み、児童と幼児4人が恐る恐る乗った。四方に分かれてバランスを取ると転覆せずに浮かんだ。オールをこぐと、ゆっくりと動き出し、初進水は成功を収めた。 　制作にも参加した庄川小6年の齋藤あさひさんは「作っているときは浮くのかなと思っていたけど、浮かんだのでおもしろかった」と喜んだ。 　いかだは17日に砺波チューリップ公園で開かれる「夏あそび～サマーフェスティバル」でも池に浮かべられる。 　公園で行われた流木乗りでは、子供から大人まで挑戦、流木から落ちないように懸命に足を動かし、バランスを取った。特設プールに落ちるたびに水しぶきと歓声が上がった。