未来のおすしには魚が乗っていない? くら寿司が小学校でSDGsについて学ぶ授業 岡山市
KSB瀬戸内海放送
おすしを通して、SDGsについて学ぶ授業が岡山市の小学校で行われました。 【写真】魚が乗っていないおすし
(くら寿司の担当者) 「未来でお持ち帰りしてきたおすしがこちらです。今の環境や状態が続くと、こんなふうに魚が乗っていないおすしになってしまう可能性があるんです。おすしが食べられなくなる未来を変えよう」 8日、岡山市の朝日塾小学校で行われたのは、大手回転ずしチェーンの「くら寿司」が2022年から全国の小学校などで行っている授業。岡山県では初めてです。 (くら寿司の担当者) 「漁師さんからお魚が届きました」 「マダイ」や「サーモン」などは、すしネタとしても人気ですがーー (くら寿司の担当者) 「シイラはおいしさを保つのが難しい魚なので『低利用魚』。あまり食べられていない魚のことを低利用魚・または未利用魚と言います」 低利用魚は独特なにおいや、鮮度を保つ難しさから市場に出回りにくく、漁師の収入につながりにくいことが問題になっています。 さらにーー (記者リポート) 「こちらはミニチュアの回転ずしレーンです。作る人は、すしの人気ランキングをもとに何を置くか決め、食べる人は出たカードのおすしだけを取ることができます」 作る量と食べる量が合わず、その結果……。 (くら寿司の担当者) 「これ見てください。回収されてしまったおすしなんです。食品ロスと呼んでいます」 この授業で、児童は「低利用魚」と「食品ロス」の問題の解決方法を考えました。 (『低利用魚』について考えた児童の発表) 「低利用魚を食べることによって漁師を増やして、いろいろな味を体験します」 (『食品ロス』について考えた児童の発表) 「お客さんが一度に大量に注文するのではなく、少しずつ注文していけば食品ロスが減ると思いました」 (児童は―) 「食べられる量を考えて頼んでいきたい」 「SDGsが僕たちの身近にあると体験することができました」
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