子どもが近々結婚します。孫ができたらどれくらいのお金がかかるのでしょうか?
多くの方が、孫の誕生を楽しみにしています。孫の存在は日常をより豊かにしてくれるでしょう。しかし、孫にかかるお金について気になる方も多いのではないでしょうか。金額を早めに把握しておけば、安心してそのときを待つことができます。 本記事では、孫に使うお金の平均額や用途、注意点などについて解説します。本記事を読んで不安を解消し、孫との出会いを楽しみにしながら準備を行いましょう。
孫に使うお金の平均額
ソニー生命保険株式会社の「シニアの生活意識調査2023」によると、シニア世代が孫にかける平均金額は年間で10万8134円でした。2022年の11万9413円から1万1279円減少しています。 シニア世代が孫のために使った金額の詳細は、図表1のとおりです。
※ソニー生命保険株式会社「シニアの生活意識調査2023」をもとに筆者が作成 最も多いのは「5万円~10万円未満」であり、その次に多いのは「3万円~5万円未満」です。また、およそ4人に1人が10万円以上を使っています。 ◆1位は「おこづかい・お年玉・お祝い金」 同調査によると、シニア世代が孫に使ったお金の目的は、図表2のとおりです。
※ソニー生命保険株式会社「シニアの生活意識調査2023」をもとに筆者が作成 6割以上の方が「おこづかい・お年玉・お祝い金」にお金を使っています。また、外食やファッションアイテム、おもちゃの購入も多いことがわかります。
老後の家計収支
孫のためにお金を使うには、家計に余裕が必要です。無理して支出を増やしてしまうと、家計が赤字になり、支払いなどに影響が出る可能性があります。一般的な老後の家計収支を把握し、客観的な視点で自分たちの家計を見直すことも大切です。 本項では、総務省統計局の調査をもとに高齢者の家計収支の平均を紹介しますので、参考にしてみてください。 ◆夫婦のみの世帯 総務省統計局の「令和4年 家計調査年報(家計収支編)」によると、65歳以上の夫婦世帯の家計収支は、図表3のとおりです。