古川杏、開催国フィリピン入り 「ミス・アース」世界大会日本代表 大谷選手のように世界一目指して戦う
地球環境をテーマにした世界4大ミスコンテストの一つ「ミス・アース」の世界大会に日本代表として出場する現役女子大生の古川杏(21)が、11月9日の本大会に向けて開催国のフィリピン入りした。羽田空港から出発する際に、本紙の直撃取材に対応。日本人初となるグランプリ獲得に向けて「ドジャースの大谷翔平選手の足元にも及びませんが、私も世界一を目指して戦ってきます!」と笑顔で飛び立った。 日本代表の風格を漂わせていた。「やれることはやってきたので、本番でしっかりと力を出すだけです!」。赤とピンクで彩られたドレス姿。表情は日本を背負って立つ覚悟と、ワクワクした期待感にあふれていた。 8月1日に日本代表に選ばれてから3カ月、充実の日々を過ごしてきた。大学生として学業に励みながら、ウオーキングレッスンやピラティスのトレーニングなど大会に向けた準備をしてきた。特に時間を割いたのは英会話のレッスン。本番のスピーチを全編英語で行うために「オンラインレッスンを毎日1時間以上、移動中もずっと英単語を聴いて覚えた。英語でしっかりと自分の魅力を伝えたい」と力を込めた。 この3カ月間、勇気をくれたのは応援してくれる家族や友人だ。「日本を背負うってなかなか経験できることじゃない。たくさんの人に支えられていることを実感して、より一層頑張ろうという気持ちが強くなった」。応援の声を力にして世界大会に挑む。 楽しみにしているのはグランプリに輝くことだけではない。「各国を代表する美女が集まる機会なんてめったにないので、たくさんの人と話して友達になりたい!」と無邪気に笑った。本番でもこの笑顔が見られることを期待したい。(高原 俊太) ◇ミス・アース 国際的な地球環境問題を訴えるミスコンテストとして2001年から開催され、今年で24回目。ミス・ワールド、ミス・ユニバース、ミス・インターナショナルと並ぶ、世界4大ミスコンテストと称される。選ばれた女性は1年間、環境保全に対する意識向上を促すための活動を行う。日本代表の歴代最高順位は10年の岸良真利奈さんのトップ7入り。