タカハ劇団が「帰還の虹」を約11年ぶりに上演、オーディションも開催
「タカハ劇団『帰還の虹』」が、来年8月7日から13日まで東京都内で上演される。 タカハ劇団は、2014年に主宰の高羽彩による脚本・演出で「帰還の虹」を初演した。今回は約11年ぶりの上演となる。劇中では、戦時中に“戦意高揚画”を描いたとある画家たちの物語が展開する。なおタカハ劇団では上演に伴い、出演者オーディションを開催。応募は7月14日18:00まで受け付けられる。 高羽は執筆時を「自衛隊の集団的自衛権が閣議決定によって容認されることに強い憤りと危機感を覚え『この国はもはや戦前なのだ』と戦慄したことが、執筆のきっかけでした」と振り返り、上演とオーディション開催に向けて「あれから10年。今また、切実に、『帰還の虹』を上演します。お力を貸してくださる俳優たちとの出会いを求め、オーディションを開催します。会場でお会いできるのを楽しみにしております」とコメントした。 ■ 高羽彩コメント 来年、日本は終戦80周年を迎えます。そんな2025年の夏に、タカハ劇団は「帰還の虹」を再演することにしました。 「帰還の虹」は、戦時中「戦意高揚画」を描いたとある画家たちの話です。あの頃確かに、己の才能を戦争に注ぎ込んだ画家たちがいました。その胸中に渦巻くのものはなんだったのか。そこに触れる物語です。 初演は2014年。自衛隊の集団的自衛権が閣議決定によって容認されることに強い憤りと危機感を覚え「この国はもはや戦前なのだ」と戦慄したことが、執筆のきっかけでした。 あれから10年。 今また、切実に、「帰還の虹」を上演します。 お力を貸してくださる俳優たちとの出会いを求め、オーディションを開催します。 会場でお会いできるのを楽しみにしております。 ■ タカハ劇団「帰還の虹」 2025年8月7日(木)~2025年8月13日(水) 東京