ものづくりの現場に触れる 信州大工学部の1年生工場見学 長野県
信州大学工学部機械システム工学科の1年生約100人が6日、長野県岡谷市内などの事業所で工場を見学した。学習の理解を深めるとともに就職活動の参考にするためで、5グループに分かれて市内と南箕輪村の工場を訪れ、ものづくりの現場に触れた。 1年時に同市で工場見学を行うのが恒例で、今回は岡谷市内の丸眞製作所、ダイヤ精機製作所、平出精密、マルヤス機械と、南箕輪村の日本ピスコ伊那工場を訪問。丸眞製作所では自動車やゲーム機、医療機器などの幅広い分野の部品を熱処理、表面処理する工程を社員の解説で一つひとつ学んだ。 同社の社員は、自動車や医療機器など人命に関わる部品を扱っていることもあって、工場のレイアウトの工夫でミス防止を図っていること、少人数で工場を動かせるよう自動化を進めていることなどを熱を込めて説明。学生の1人(18)は「金属の色が変わっていたりするのは身近で見ていたが、大掛かりな機械で加工していることが分かり、面白かった」と話していた。