中国「核汚染水」対応を注視 次期首相に高い関心
【北京共同】中国外務省は14日、岸田文雄首相の自民党総裁選への不出馬表明に関し「状況を注視している」との談話を出し、首相が交代しても日中の戦略的互恵関係を推進する立場を示した。中国は東京電力福島第1原発の処理水を「核汚染水」と呼び岸田政権下で始まった海洋放出を非難しており、交流サイト(SNS)には次期首相の対応に関心を寄せる投稿が相次いだ。 中国メディアは日本の報道を引用して岸田氏の不出馬を速報。国営通信新華社は総裁選出馬に意欲を示す政治家を紹介し、次期首相に注目していることをうかがわせた。 中国外務省は不出馬についての共同通信の質問に「日本の内政であり論評しない」とコメントした。