梅雨前線影響、九州で大雨続く 土砂災害に厳戒、気象庁
停滞する梅雨前線の影響で、15日も九州を中心に大雨となった。1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降った地域もあり、気象庁は、土砂災害や低地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒を呼びかけた。これまでの雨で地盤が緩んでいる地域では特に注意が必要だ。 気象庁によると、1時間雨量は鹿児島県伊佐市で58.0ミリ、福岡県朝倉市で57.0ミリを観測した。前線は対馬海峡付近から東日本に停滞。西日本から東日本では非常に不安定な大気の状態が続き、雷を伴った非常に激しい雨が降る恐れがある。 15日午前6時からの24時間予想降水量は、いずれも多い地域で、九州北部180ミリ、九州南部150ミリ、近畿、中国80ミリ、関東甲信70ミリ、北陸60ミリ。山口県を含む九州北部は15日午前中にかけて、線状降水帯が発生し、大雨災害のリスクが急激に高まる可能性がある。