リーチ・マイケル「狙うは20番。ロック、フランカー、ジャンプもできる」エディー日本で“ラスボス”堀江継承
ラグビー・リーグワンの23―24年シーズンの年間表彰式が27日、都内で行われ、前身のトップリーグ(TL)を通じて14季ぶりに優勝したBL東京(旧東芝)のFWリーチ・マイケル主将(35)が出席。自身初タイトルをかみしめつつ、6月からの日本代表活動ではロックへの挑戦に意欲を示した。フランカー、NO8が主戦場ながら「狙うは20番」と、後半からチームに勢いを与える“ラスボス”襲名を宣言した。 優勝トロフィーを手に、リーチの表情が緩んだ。埼玉(旧パナソニック)を24―20で破り、リーグワン初制覇を飾った決勝から一夜明けたこの日、年間表彰式に出席。壇上では「やっとチャンピオンになれて、とてもうれしい」と喜んだ。前夜は午前2時まで祝勝会。「通勤する人に『おめでとう』と言われた」と、自身初タイトルに実感を込めた。 6月からはエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、64)率いる新生日本代表が本格始動。リーチは2月の合宿で、主戦場とは異なるロックへの挑戦を打診されていたが「やってみたい」と意欲を見せた。スクラムでFW1列目を真後ろから押す際の肩幅にやや不安があるものの、東海大時代には経験済み。「狙うは20番。ロック、フランカー、ジャンプもできる。それが狙い」とリーチ。控えからチームに勢いを与える“ラスボス”と恐れられたのは、今季で引退したフッカー堀江翔太(埼玉)。27年W杯に向け、リーチが“ラスボス”として君臨すれば存在感は絶大だ。 ジョーンズHCとはメールや電話でコンタクトを取り、リーダーとしても期待されている。6月22日には、イングランドとのテストマッチ初戦(国立)を迎える。「まだまだ向上心が強い。まだまだやりたい」と腕まくり。前人未到のW杯5大会連続出場への挑戦が始まる。(大谷 翔太)
報知新聞社