秘書「ドライバー等でPC壊した」証拠隠滅指示か…衆院議員・池田佳隆被告らを政治資金規正法違反の罪で起訴
通常国会が26日、始まりました。能登半島地震の犠牲者への黙祷から始まった通常国会ですが、自民党派閥の裏金事件を受け、週明けから「政治とカネ」の問題を集中審議することから、岸田総理の施政方針演説が行われないという異例の幕開けとなりました。 【動画で見る】秘書「ドライバー等でPC壊した」証拠隠滅指示か…衆院議員・池田佳隆被告らを政治資金規正法違反の罪で起訴 東京地検特捜部は26日、愛知3区が地盤で比例東海ブロック選出の衆議院議員・池田佳隆被告(57)と、政策秘書で会計責任者の柿沼和宏被告(45)を起訴しました。
2022年までの5年間に、所属する安倍派からのキックバック約4800万円を収支報告書に記載しなかった、政治資金規正法違反の罪に問われています。
そうした中、池田議員が図ったとみられる悪質な行為が明らかになりました。 2023年12月、名古屋にある事務所に特捜部が家宅捜索が入った際、ドライバーなどの工具で破壊されたパソコンが見つかりました。 一部の秘書は、特捜部の調べに対して「池田議員からの指示でドライバーなどで壊した」と話しているということです。
秘書に指示をして証拠隠滅を図ったとみられる池田議員は、関係者によりますと特捜部の調べに対して黙秘しているといいます。 地元の有権者は、憤りを隠せません。 有権者A: 「『自民党の安倍派から金をもらって、内緒にしとけと言われた』、これだけでいいと思う。みっともない」 有権者B: 「悪いことやっていて言わないんだもんね」 有権者C: 「卑怯すぎますね」 有権者D: 「色々なつながりがあって、出したくないものがたくさんあるんでしょ。(Q.ドライバーで壊すように指示した)最悪ですよね。前も誰かやりましたよね。ハードディスクをドリルで穴開けて」
池田議員は既に自民党を除名処分となっていますが、今後の裁判で有罪が確定するまでは、自動的に議員の身分を失うことはありません。