【プレビュー】リターンマッチでダブルは許されない。甲府は浙江FCをホームに迎え撃つ、浦和は浦項のホームに乗り込み、リベンジを期す| AFCチャンピオンズリーグ
【国内サッカー プレビュー】11月6日から8日にかけて行われるグループステージ第4戦。8日には日本勢のヴァンフォーレ甲府と浦和レッズが登場する。前半戦を1勝1分1敗で終えたヴァンフォーレ甲府はホームで中国の浙江FCと対戦。同じく1勝1分1敗で前半戦を折り返した浦和レッズはアウェイに乗り込み、韓国の浦項スティーラーズと対戦する。
グループステージ3試合を終え、1勝1分1敗のヴァンフォーレ甲府と浦和レッズが2勝目をかけ、後半戦初戦に挑む。 ホームで戦う甲府は、浙江FCを迎え撃つ。2週間前にアウェイで対戦した際は、中国独特のスタジアムの雰囲気なども影響し、2連敗で最下位だった相手にまさかの敗戦。痛い結果となった。その意味でも、今節は勝点3が絶対。決勝トーナメント進出に向け、ダブルを食らうようだと黄色信号が灯る。 J2リーグのほうも佳境を迎え、J1昇格プレーオフ争いのほうも大事な局面を迎えているが、いまはこの一戦に集中したいところである。直近のリーグ戦で久しぶりにピーター・ウタカがゴールネットを揺らしたのはとても明るい材料。エースの目覚めをエネルギーに変え、アグレッシブに戦いたい。 今大会は本来のホームスタジアムであるJITリサイクルインクスタジアムではなく、国立競技場をホームスタジアムとして使用しているが、第2節のブリーラム・ユナイテッド戦では数多くのJリーグサポーターが駆け付け、雰囲気を盛り上げてくれた。それが90分の劇的決勝点と歴史的初勝利につながったことは間違いない。今節も“ホーム”の声援を力に変え、勝利をつかみ取りたい。 アウェイに乗り込む浦和は、チームとして満身創痍の状態にあると表現してもいいかもしれない。 4日にJリーグYBCルヴァンカップ決勝を戦うも、アビスパ福岡に敗れタイトルを逃した。やはりカップ戦ファイナルでの敗戦と考えると、ただの1敗では片づけられないダメージを受けたのは事実だろう。その翌日にはアウェイ・韓国への移動を強いられ、さらに6日にはチームの絶対的支柱でキャプテンの酒井宏樹の長期離脱を発表。今季中の復帰は絶望的となった。 そんな“ボロボロな状態”で戦うのは、首位に立つ浦項スティーラーズ。2週間前にホーム・埼スタで対戦した際にも0-2で敗れた強敵へのリベンジマッチとなる。ここで連敗を喫するようだとグループステージ突破は大きく遠のいてしまうだけに、敵地での戦いということを頭に入れながらゲームを進めたい。 もちろん理想は3ポイントの獲得だが、シチュエーションを考えれば1ポイントでも悪くない。今季、チームを支えてきたアレクサンダー・ショルツとマリウス・ホイブラーテンのCBコンビとGK西川周作を中心に我慢強く戦い、勝点を持ち帰ってきたい。