「ワンビル」の商業フロアのイメージ＝西日本鉄道提供

　西日本鉄道（福岡市）は16日、福岡市・天神で建設中の大型複合ビル「ワン・フクオカ・ビルディング」（ワンビル、地上19階・地下4階建て）について、開業予定日を2025年4月24日に決めたと発表した。商業フロアの主要テナントにイオングループの都市型スーパーなどを入れることも正式に発表した。 【写真】大規模な再開発が続いている福岡市・天神地区（読売機から）

　地上5階～地下2階の商業フロアには約120のテナント出店を予定しており、地下2階では、イオン九州（福岡市）が有機食品などを販売する「ビオララ」がオープンする。地下1階の飲食エリアには計13店が入り、約800席を備える。

　地上1～4階では、外食大手ロイヤルホールディングスなどによる洋食の新業態レストランや、大手スポーツメーカー「ナイキ」、書店「蔦屋書店」などが営業する。高級ブランド「シャネル」も、国内最大級の広さとなる店舗を構える。5階は西鉄の直営食堂「天神福食堂」となる。

　ワンビルは、市の再開発促進策「天神ビッグバン」の中核的な存在に位置付けられており、西鉄の林田浩一社長は記者会見で、「話題性に富んだテナントが集結した」と自信を見せた。