初主演ドラマが中国で人気1位に 26歳が目指す“動ける女優”「現代アクションを学んでいます」
縦型ショートドラマ『大富豪のバツイチ孫娘』で初主演
俳優・いずみかわみほ(26)が初主演した縦型ショートドラマが中国で大人気となっている。作品は10月1日からショートドラマアプリ「ShortMax」で世界に配信された『大富豪のバツイチ孫娘』。中国ショートドラマ業界でバズリの指標とされるDataEyeのランキングで10月に日本語部門の月間1位に輝き、11月も2位と健闘した。 【写真】デコルテがあらわになったワンピースも着こなし いずみかわみほの『大富豪のバツイチ孫娘』での貴重なオフショット 物語は世界有数の大富豪の孫娘・花音が素性を隠して結婚し、夫の浮気疑惑や姑の嫌がらせなど苦難に直面しながらもたくましく生きる姿を描く全83話の作品。いずみかわにとっては初主演ドラマ。いずみかわが取材に応じ、作品の見どころや初主演で学んだこと、今後の目標などを語った。 「主人公・花音の持つプライドや終わった恋愛に執着しないような芯の強い部分を大切に演じました。ランキング1位になってからプライベートでカフェに行っても声をかけていただける機会が増えてすごくうれしいです」 演じる上で頑張ったことは? 「大富豪の孫娘役ということで、所作の勉強をしたり、普段使わない言葉も多く、いつも以上にセリフの練習をして現場に入りました。女性社長になる展開もあるので正義感、強さを出せたかなと思います。新たな自分を出せた気がしています」 今回が俳優人生で初主演。 「オーディションで主演に決まったと聞いた時はすごくうれしかったです。一方で緊張を感じ、気が引き締まる思いでした。今までは主人公を囲む一人という役が多かったのですが、今回は自分のお芝居次第で物語が大きく動いてしまう部分もあるので常に自分が大富豪の孫娘だったらとか、たとえば自分が……だったらと置き換えて生活する重要性を知りました」 主役の役割についても学びがあったという。 「主役は撮影シーンが長いので現場で共演者の方とコミュニケーションを取る時間がすごく少なくなってしまいます。そんな中でもいい雰囲気なら、『こういうシーンにしたいよね』というような会話もできるので、主役としての雰囲気作り、コミュニケーションをとる大切さをあらためて実感しました。今までは先輩たちが話しかけてくださることが多かったのですが、自分からコミュニ―ションをとって共演者の方たちと時間がないからこそ撮影前などに役に対してどう感じているかなどを話しておくのも重要だと感じました」 縦型ドラマの経験も初めてだった。 「横型の普通のドラマと違うのは共演者の方とのお芝居の距離が近いこと。相手の表情がよく見えます」 世界配信のドラマ。世界への意識は芽生えたのだろうか。英語が得意で日常会話はできるというが……。 「元々、女優になりたいと思ったきっかけが洋画でしたので、海外に出ていく作品に出演できるのは私にとって大きなこと。アクション映画が好きなので出たいなという思いがあります。日本で言えば清野菜名さんみたいな『キングダム』。日本人であそこまでダイナミックにスピード感をもって動ける女優さんは少ないと思うので、そんな武器を持った俳優に憧れます。2年前からアクション俳優を目指して現代アクションを学んでいます。基礎体力向上のために10キロのランニングとキックボクシングもやっています。動ける女優が目標です。海外のアクション映画、出たいですね。あとは人と人のつながりの深さを感じられる朝ドラ出演も目標の一つです」 □いずみかわみほ 1998年11月20日、愛知県生まれ。アイドルグループX21の元メンバーで、ドラマは2016年のテレビ朝日系『女たちの特捜最前線』や19年のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』、21年日本テレビ系『レッドアイズ監視捜査班』などに出演。映画は19年『殺さない彼と死なない彼女』、20年『思い、思われ、ふり、ふられ』、24年『風の奏の君へ』など。ほかに舞台でも活躍。特技はリアルアクション、ダンス(ガールズヒップホップ)、バレーボール、ピアノ、書道5段。趣味は英会話、アルトサックス、太鼓の達人。
ENCOUNT編集部