大阪環状線「323系」6月に全編成投入完了 オレンジ色「201系」は運行終了へ
JR西日本は10日、2016年度から大阪環状線に投入してきた「323系」車両について、6月8日で全編成の投入が完了すると発表した。これに伴い、大阪環状線、JRゆめ咲線の営業列車はすべての車両が片側3ドア(扉)となる。また両線での「201系」車両の運行を同7日で終了することも発表した。 【拡大写真】6月7日に大阪環状線での運行が終了となる「201系」車両
営業列車はすべて3扉車両となり、乗車位置は統一
323系車両は、大阪環状線のイメージアップをはかるためJR西日本が進めている「改造プロジェクト」の一環で投入されていた。 6月8日をもって最終投入編成数は計176両(8両×22編成)となる。これに伴い、大阪環状線とJRゆめ咲線の営業列車は、すべて3扉車両となり、乗車位置は統一される。
ホーム上の混雑緩和に向けた取り組み
また、2022年度末までに、大阪・京橋・鶴橋・天王寺・新今宮の5駅でホーム柵を整備。乗客がスムーズに車両から乗り降りできるよう、同環状線全駅に「降車エリア」などを整備する。
このほか、利用客の多い快速停車駅を中心に、普通電車や関空・紀州路快速、大和路快速といった各列車ごとに足元乗車位置案内を整備。「これにより列の縮小を図りホームの通行可能スペースを生み出す」としており、ホーム上の混雑緩和に向けた取り組みが施される。