今オフでFAとなった藤浪の去就が注目されている。(C)Getty Images

　オークランド・アスレティックスと契約した2023年は、シーズン途中にボルティモア・オリオールズにトレード移籍。そして今オフにFAとなった藤浪晋太郎に、セントルイス・カーディナルス専門メディアの『Redbird Rants』が注目している。 【PHOTO】メジャー１年目で奮闘する藤浪晋太郎を厳選ショットで紹介！ 「カーディナルスは、フジナミを獲得するべきか？」 　こうした見出しを付けた同メディアの見解は、「獲得するべき」だった。「チームは明らかにブルペン投手を必要としている。フジナミは完璧なブレイク候補だ」と高評価し、球団に獲得を進言した。 「成功するにはすべての要素を調整する必要があるが、この１年で偉大さの片鱗を見せつけた。カーディナルスで改善できるようなら、安価で獲得できる優れたブルペン投手になるだろう」 　 　WBCでの侍ジャパンの優勝や、ニューヨーク・メッツでの千賀滉大の活躍、大谷翔平や山本由伸のロサンゼルス・ドジャースとの歴史的契約などを踏まえ、同メディアは「現在MLBでは日本選手の市場が活性化している」と、日本人選手の評価がMLBで高まっていると記載。 　藤浪についても、「アスレティックスではひどい成績でコントロールが大きな課題だったが、オリオールズでは一転して自分のフォームを見つけ出した」として、MLB１年目の投球を前向きに捉えている。 「フジナミの速球は、オオタニやロウキ・ササキ（佐々木朗希）にも匹敵する」と長所を挙げながら、「コントロールは依然として課題」と短所も紹介。そのうえであらためて「フジナミはチームの助けになる」と期待を寄せた。 構成●THE DIGEST編集部