なんと「港区」だけで「死者2200人」の予測…そのとき「名古屋」を襲う「意外な脅威」の正体
ライフラインの寸断
地震と津波による被害は、ライフラインにも大きな影響を及ぼす。上水道、下水道、電力、都市ガスなど、私たちの生活を支える基盤が一時的に寸断される可能性がある。 携帯電話の基地局もまた停電の影響を受け、通信も途絶える可能性が高い。発災直後は、非常用電源によって基地局が稼働するために実は携帯電話による通信が行える可能性が高い。しかし、非常用電源が切れる3時間~1日後、ついに通信は遮断され、復旧には数日~2週間程度かかると予測されている。 もし発災直後、携帯電話を操作できる状況にあるならば、災害用伝言ダイヤルやSNSを活用して家族などに向けて自身の状況を残しておくことが望ましいだろう。 交通施設もまた、地震と津波の影響を大きく受ける。道路、鉄道、港湾、空港などが被害を受け、人々の移動が制限される。その結果、避難者や帰宅困難者が増加し、物資の不足が生じる可能性がある。また、医療機能の停止や災害廃棄物の増加など、生活全般に影響を及ぼす。 南海トラフ巨大地震とそれに伴う津波は、私たちの生活に甚大な影響を及ぼす。その被害予測を知ることは、適切な防災対策を講じ、可能な限りの被害の軽減を図るために重要である。 さらに関連記事<「南海トラフ巨大地震」は必ず起きる…そのとき「日本中」を襲う「衝撃的な事態」>では、内閣府が出している情報をもとに、広範に及ぶ地震の影響を解説する。
現代ビジネス編集部