絶望に打ちひしがれる中で見出した水着撮影会!? フリーアイドルがグラビア業界を席巻するまで
「ミス・アース2017日本代表」に選ばれた173cmの9頭身美ボディの持ち主が、人知れずこっそりと夏を満喫? 白い水着に果汁が垂れているのも気にせず、きれいな顔を汚しながらスイカを口いっぱいに頬張る……。 【写真】本編未掲載カットあり! 斎藤恭代の、美しすぎる…! いつものクールビューティな姿とは違う「隣のお姉さん」のような斎藤恭代が堪能できるデジタル写真集『しっとり汗ばんで』が好評発売中だ。 それを記念して、ここでは彼女の順風満帆と思われがちだが、実はいばらな道を歩んできた彼女に自身の半生を語り尽くしてもらう! あまりにも壮絶だったので、3回に分けたゾ!
上京して最初の仕事はファッションモデル
――ご当地アイドル、ミス・アース、ヨガのインストラクターを経て、いよいよ東京で芸能事務所に所属をされるわけですね。 斎藤恭代(以下、斎藤) はい。ミス・アースの日本代表に選ばれて、ステップアップというかたちでいちご姫ユニットを卒業できたので、そのタイミングで福岡から東京に移ってきたんです。ミス・アースとして1年間活動をしたあとに、とある事務所に所属し、モデル活動を中心にランウェイや女性誌、アパレルモデルのお仕事をさせていただきました。 ――この時期にも、アイドル活動をされていますよね? 斎藤そのあとですね。事務所の契約更新を迎えるタイミングで、これまでミス・アースやモデルの活動もしてきたけど、自分にとっての輝かしい思い出はいちご姫で、歌って踊りたいんだというところに立ち戻ったんです。なので、契約満了という形で事務所を円満退社して、知り合いのお友だちに声をかけて、自分で5人組アイドルグループ「FUSION」を作ったんです。
ミス・アースが水着撮影会に応募!?
――それは、事務所に所属しないフリーの形ですか? 斎藤はい。とにかく自分でやりたくて、福岡時代に一緒にいちご姫をやっていた子や、東京でお友だちになったアイドルの子を誘いはじめました。ライブハウスにも自分で「出させてください!」と営業に回りました。そうやって対バンなどを重ねているうちに、あるレーベルさんから声をかけていただいて、マネージメントしていただくことになったんです。でも、悲しいことにそのタイミングでメンバーの方向性の違いがでてきて、グループは解散に至ってしまいました……。せっかく「ここから!」というときだったので、すごくつらかったですね。24歳から26歳までの3年間を、FUSIONというグループに全力投球してきたのに、いきなり仕事もお金もなくなって絶望に暮れているなかで、いろいろ調べて出てきたのが「フレッシュ撮影会」でした。 ――これまでの経歴からすると、グラビア撮影会というのも、ギャップがありすぎませんか? 斎藤本当にすごい絶望のなかにいて、泣きながら調べていたら「フレッシュ撮影会」の文字が飛び込んできたんですよ。すぐに問い合わせて「わたしを出させてください!」と言ったら、「うちにはミス・アースみたいな子はいないですけど……。どうしますか?」と言われたのですが、「出ます!出ます!」と(笑)。 ――運営側もまさかの応募に驚いたのでしょうね。 斎藤それからは撮影会に全力投球で、ほぼ毎週のようにフレッシュ撮影会を入れていました。そして、あるとき、グラビア編集者の金髪りささんから「『週刊プレイボーイ』(集英社)で撮り下ろしをしてしませんか?」と連絡をいただいたんです。それが、一昨年の10月、わたしがグラビア活動をはじめるきっかけです。なので、金髪りささんがわたしを発掘してくれたんですよ。 ――そこから、去年1年間は破竹の勢いでしたね。 斎藤本当にありがたいですね。いまの事務所の社長さんがその『週刊プレイボーイ』を見てフレッシュ撮影会に来てくれたんですよ。「新しく『アルト』という事務所を作るので、タレント第1号になってください」と言っていただいて。わたしはワラにもすがる思いで、ここが芸能界で最後の事務所と覚悟を決めて、契約書に印をしました。 ――そのとき、斎藤さんは27歳になるかどうかくらいですか? 斎藤そうです。こんな年齢だから、わたしとしてはもう、フレッシュ撮影会に出られていたらよかったんですよ。事務所を作ってくれるなんて夢のような出来事でしたし、「本当にいいんですか?」という感じでした。でも、そうやってすべてを預けてみたら、雑誌の表紙や撮り下ろしだったり、写真集、トレーディングカードの仕事がバンバン入ってきて、驚いています。「ようやく、この苦労が形になってきたのかな」って。