パリ五輪開会式 「ディオール」がレディー・ガガやセリーヌ・ディオンらの衣装を制作
アヤ・ナカムラ 歌手のアヤ・ナカムラ(AYA NAKAMURA)は、60人の共和国親衛隊音楽隊と36人のフランス陸軍合唱団と共に、自身の楽曲である「Pookie」と「Djadja」からなるメドレーを披露した。
アヤ・ナカムラは、マリア・グラツィア・キウリによる「ディオール」2024-2025年秋冬オートクチュール コレクションで披露されたシルエットの一つを再解釈し、エクスクルーシブなアンサンブルをまとい登場した。コルセットとショートパンツを組み合わせたアシンメトリーなドレスには、職人が1つひとつ手作業で刺しゅうした金色のフェザーがあしらわれている。
アクセル・サン=シレル
フランス国歌を斉唱したメゾソプラノ歌手のアクセル・サン=シレル(Axelle Saint-Cirel)は、マリア・グラツィア・キウリがデザインしたガウンに身を包み、「ディオール」メゾンの限りなく卓越したドレープ技術を反映させた。白いシルクチュールのビスチェとシルククレープのアシンメトリーなペプラムドレスで構成された壮大な作品を身にまとった。8メートルを超えるドレスが国旗として、メタモルフォーゼ(変容)を遂げている。
ジュリエット・アルマネ
シンガーのジュリエット・アルマネ(Juliette Armanet)は、マリア・グラツィア・キウリが「ディオール」アトリエと刺しゅう職人のクララ・ダギャンとのコラボレーションで制作した衣装で登場し、ジョン・レノンの「イマジン」を披露した。ジョンの象徴的なシグネチャーシルエットを再考した今回の特別なクリエイションは、ブラックのパテントコーティングがほどこされたキャンバス地のトップスとパンツで構成され、独創的なプログラミングシステムによってライトアップされた多数のファセット スピン トップ ビーズが暗闇を照らす希望の輝きを詩的に表現した。
セリーヌ・ディオン
セリーヌ・ディオン(Celine Dion)は、エディット・ピアフの「愛の讃歌」の歌唱で、マリア・グラツィア・キウリが特別にデザインした「ディオール」のオートクチュールを着用。エッフェル塔の2階から、パリのすべての魔法を映し出すモニュメントであるオリンピックの輪が荘厳にそびえ立つ中、セリーヌ・ディオンは白いシルクジョーゼットのガウンに身を包み、スパンコールが刺しゅうされ、何千ものシルバービーズをちりばめた500メートルを超えるフリンジで強調されたドレスで感動的なパフォーマンスを披露した。キム・ジョーンズがディオールのためにデザインしたブラックのオブリーク タキシードを着た作曲家で指揮者のスコット・プライスのピアノ伴奏で開会式のグランドフィナーレが締めくくられた。