県森連と家具メーカーが県産材使った椅子開発 知事に発売報告(愛媛)
県森林組合連合会(県森連)と大手家具メーカーのカリモク家具(愛知県)が連携し、県産のクヌギとヒノキを活用した椅子2種類を開発した。関係者が23日、県庁を訪れ、中村時広知事に発売を報告した。 新商品は、肘掛けのある「WK Lounge chair01」(希望小売価格1脚13万7千円)と「DR chair01」(同7万2千円)。荷重のかかる椅子脚部の中心部分などにクヌギ、表面仕上げ材にヒノキを用いて、丈夫で耐久性のある商品に仕上げた。 県庁であった報告会で県森連の高山康人代表理事会長は「付加価値を付けたクヌギの活用で、林業の課題解決につなげたい」とあいさつ。カリモク家具の中島聡取締役コントラクト営業部長は「愛媛の林業の発展に貢献できれば」と述べ、量産化に期待した。
愛媛新聞社