<速報>イチローがキャッチャーからヒット打った!
ダルビッシュvsイチローの3年ぶりの対決が注目された26日(現地時間27日)のゲームは、ダルビッシュが自己ワーストの10失点で4回途中で降板する大荒れのゲームになったが、最後の最後にまた見せ場があった。 8-18の大差ゲームとなったため、もうピッチャーの浪費を避けたいレンジャーズのベンチは、9回のマウンドに第3のキャッチャーであるニコラスをマウンドに送ったのだ。 ストレートなのか、ナックルなのか、90キロ台の山なりのボールを投じるニコラスにマーリンズ打線は、容赦なく襲い掛かった。スタントン、イエリッチ、オズナ、リアルミュートが5連打。3点を追加して、なお無死二塁で、イチローにこの日、6度目の打席が回ったきたのだ。 初球は100キロの変化球。明らかなボール球を見送ったが、審判がストライクのコール。イチローは思わず吹き出して笑い、審判に何やら話しかけた。そこから2つファウルにした後の4球目。80キロ台の超スローボールをしっかりと貯めたイチローは、レフト前に弾き返した。 一塁ベース上でも、まだイチローは笑いが止まらなかった。 打って当然のキャッチャーのボール。イチローには、違う意味でのプレッシャーがかかっていたのかもしれない。なんとかニコラスは、この回を4失点で終えたが、これもまたメジャーリーグ。ちなみにメジャー初登板となったニコラスの防御率は、54.0となったそうである。 審判からネクストバッターズサークル内にいないことの注意を受けたレンジャーズの4番、ベルトレが、逆らってネクストバッターズサークルのマットを移動させて退場になり、その退場に抗議に出たバニスター監督まで退場になるという騒動もあった大荒れの長い試合は、22-10でマーリンズが勝った。負け投手はダルビッシュで今季9敗目となった。