巨人2安打で勝っちゃった でも…11試合連続3得点以下は継続 球団ワースト記録にリーチ
◇セ・リーグ 巨人3―2中日(2024年4月25日 東京D) 巨人は今季最少のわずか2安打で中日を下し、2位に浮上した。 【写真】<巨・中>勝利を喜ぶ菅野(左)と坂本 (撮影・西川祐介) 相手先発右腕・柳に5回まで無安打に封じられていたが、0―2で迎えた6回だった。 まずは先頭の吉川が右翼フェンスを直撃する二塁打を放ち、待望のチーム初安打。菅野の代打・大城卓と門脇はともに初球を打って左飛に倒れたが、佐々木が四球でつないだ2死一、二塁で第3打席に入った坂本が2球目の内角高め直球を左翼スタンドに放り込んだ。0―2の劣勢を一瞬でひっくり返す一発。まさに千両役者の活躍だった。 巨人の2安打以下での勝利は2020年8月18日の阪神戦(東京D)以来4年ぶり。2安打以下で3得点以上は1999年9月12日の阪神戦(甲子園)以来15年ぶりで、東京ドームで2安打以下ながら3得点は初となった。 巨人は14日の広島戦(東京D)から球団ワースト2位タイの9試合連続2得点以下が続いていたが、坂本の3ランでこの不名誉な記録にストップ。 だが、13日の同戦から球団ワースト3位の11試合連続3得点以下は継続となった。 連続3得点以下の球団ワースト記録は1993年6月30日中日戦~7月14日広島戦と2021年3月28日DeNA戦~4月10日広島戦の12試合となっており、エース戸郷が今季2勝目を懸けて先発マウンドに上がる26日のDeNA戦(横浜)では打線のさらなる奮起を期待したいところだ。 【巨人の11試合連続3得点以下】※右数字は安打数 13日 ○3―2広島(東京D)11 14日 ○2―1広島(東京D)6 16日 △1―1阪神(甲子園)8 17日 ●0―2阪神(甲子園)8 18日 ●1―2阪神(甲子園)5 19日 △0―0広島(マツダ)4 20日 ●2―6広島(マツダ)12 21日 △0―0広島(マツダ)4 23日 ○2―0中日(ひたちなか)4 24日 ●2―3中日(東京D)5 25日 ○3―2中日(東京D)2