【ビジネスマナー】「会食時のNGマナー」正しい乾杯の仕方を知っていますか?
年末に近づき、今年は久しぶりに忘年会がある! というかたも多いと思います。久しぶりで緊張をしたり、気持ちが高ぶっているというかた、ビジネス会食のマナーには自信がありますか? 実はその行動、NGマナーかもしれません。今さら聞けない身近なマナーを、秘書歴約15年でマナーに詳しい能美黎子さんが説明します。 【画像】じつはそれ、間違ってます!【会食時のNGマナー】まとめはコチラ
会食時のNGマナー
【元社長秘書のマナー講座】vol. 13 年末に向けて、忘年会や会食の場が増えてくるかたも多いのではないでしょうか。最近街中で「久しぶりの大人数での会食だ!」という気分が高まっている声を耳にします。しかし、ビジネス会食の場合には、最低限のマナーに気を付けながら楽しまないといけません。今回は、意外と知らない会食の場でのNG行動についてご紹介をします。久しぶりの忘年会というかたも多いと思います。良かれと思ってやっている行動が、実は間違っている場合もあるので確認してみてくださいね。
NG1. 目上の方のグラスより高くあげて乾杯する
正しいマナー「目上の方のグラス位置が上にくるよう、自分のグラスは下から差し出す」 乾杯時は、気持ちが高揚してしまいついつい気が抜けがちですが、まだお酒を飲んでいない状態のため特に注意が必要な場面です。乾杯の際には、目上の方のグラスよりも自分のグラスを低い位置にするのがマナーとなります。目上の方より上の位置で乾杯することは、見下したことを意味し失礼に当たります。同じ高さの場合も同等と意味するため控えましょう。また、グラスは両手で持つようにしましょう。片手持ちは絶対にNGです! 乾杯の場でも、謙虚な気持ちや相手を立てる気持ちが大切です。
NG2. お互いのグラスをカチンと合わせて乾杯する
正しいマナー「グラス同士をぶつけずに乾杯する」 グラス同士をぶつけて音を立てる乾杯は、グラスが傷ついたり割れたりする恐れがあるため、基本的には避けるようにしましょう。特に、シャンパングラスやワイングラスは割れやすいため、グラス同士を合わせての乾杯はしません。しかし、乾杯をする相手がグラスを合わせてきた場合、同じように合わせるのもマナーです。もしも、グラス同士をぶつけないようにあなたがグラスを遠ざけてしまうと、相手の気持ちをむげにしてしまい相手に恥をかかせてしまう可能性があります。相手の立場に立って行動することもマナーのひとつです。どちらが正解なのと迷うかもしれませんが、相手の立場やふるまい、言葉に応じて、相手に合わせた行動を取ることも大切なマナーです。