不在者投票を入れ忘れ、比例代表32票無効に 選管事務局の保管庫内で発見 大阪・富田林
大阪府富田林市選挙管理委員会は28日、衆院選の開票作業で郵送された比例代表の不在者投票32票を投票箱に入れ忘れるミスがあり、無効となったと発表した。小選挙区、最高裁判所裁判官国民審査は投函(とうかん)漏れはなかった。 市選管によると、不在者投票は小選挙区、比例、国民審査の3種類の封筒が郵送され、到着後は種類ごとに分けて保管し、職員が投票日にまとめて投票箱に投函する。27日の開票作業の際、投票者数と票数が合わずに調べたところ、市選管事務局の保管庫内で不在者投票32票が見つかった。このトラブルで、確定票の発表が28日午前2時5分まで遅れた。 市職員がまとめて運搬する際、何らかの理由で1束を運び忘れたという。市選管は「あってはならないミスで、今後は確認作業を徹底したい」と謝罪した。