結党以来の党是、憲法改正を目指さない自民党に存在価値はない 占領国に強制された憲法〝不磨の大典〟扱いは保守政党ではない
結党以来の党是である憲法改正に反対する人物が、自由民主党の総裁として活躍することが異常な事態に他ならなかった。自民党の結党以来の党是、「憲法の自主的改正」という原点に回帰することこそが自民党存続の唯一の選択肢なのだ。
占領国に強制された憲法を、不磨の大典であるかのように取り扱う政党など保守政党とは呼べない。
あえて言おう。憲法改正を目指さない自民党には存在価値がないのである。 =おわり
■岩田温(いわた・あつし) 1983年、静岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、同大学院修士課程修了。大和大学准教授などを経て、現在、一般社団法人日本学術機構代表理事。専攻は政治哲学。著書に『興国と亡国―保守主義とリベラリズム』(かや書房)、『後に続くを信ず―特攻隊と日本人』(同)、『バカも休み休み言え!』(ワック)、『新版 日本人の歴史哲学~なぜ彼らは立ち上がったのか』(産経新聞出版)など多数。ユーチューブで「岩田温チャンネル」を配信中。