全国初「半導体情報科」、民間と連携し独自カリキュラム作成 熊本・水俣高に25年度開設
半導体情報科をはじめ、民間を交えた先進的な授業を取り入れ、高木校長は「間違いなく全国のモデル校となる」と手応えを感じている。(伊藤恩希) ◆水俣市、市内での半導体研修に宿泊費補助 学生への無償研修も支援 「半導体人材育成の拠点」を目指す水俣市は本年度、市内で半導体研修を受ける人に対し、宿泊費の半額を補助する制度を設けた。受講者を呼び込み、交流人口を増やすことで地域経済を活性化する狙い。 市内の宿泊施設に泊まりながら、半導体の実技研修を受ける人が対象。熊本県内で働く人、県内への就業予定者には1泊最大4千円、県外の場合は同2千円を補助する。いずれも4泊までが上限となる。 このほか、市内の半導体研修施設に対する支援制度も設けた。学生に無償で実技研修を実施する場合、1人当たり教材費を最大2千円、送迎費を同3千円助成する。いずれも財源の一部に県の補助金を活用する。 市内では、アスカインデックス(東京)が半導体研修施設を運営。市経済振興課は「アスカ社は子どもたちの半導体教育に無償で協力いただいている。官民が力を合わせて人材育成を進めていく」としている。(伊藤恩希)