【天気】あす朝にかけ「JPCZ」(活発な雪雲)流れ込む 日本海側は大雪に警戒 大阪では今季一番の寒さ予想
今季一番の寒波の影響で、きのう21日(木)からきょう22日(木)にかけては日本海側を中心に記録的な大雪となっており、きょう(木)は福井県・富山県・石川県では「顕著な大雪に関する気象情報※」が相次いで発表されました。 ※短時間に記録的な大雪が降り、その後も積雪が続いて交通障害が大規模化・深刻化するおそれが高まった場合に発表される情報 石川県の輪島市ではきょうの午後3時までの12時間降雪量が46センチと、観測史上一番の大雪となっています。
今夜からあす23日(土)にかけても日本海側を中心に雪が続きます。 あすの朝にかけてにかけては、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)と呼ばれる活発な雪雲が流れ込むため、日本海側を中心に雪の降り方がより強まる見込みです。 特に北陸地方では降雪が強まり、あすの夕方にかけて予想される24時間降雪量は多いところで70センチと、さらに雪の量が増すため、交通障害などに引き続き警戒が必要です。
近畿地方でも今夜からあすの明け方にかけては雪の範囲が広がり、降り方も強まるため、近畿北部を中心に大雪となるおそれがあります。 あすの夕方にかけての予想24時間降雪量は、北部の多いところで50センチとなっており、平野部でも積雪となるところがあるでしょう。 特にあすの明け方にかけては近畿北部では警報級の大雪になる可能性があるとして、気象庁では注意を呼びかけています。 あすにかけては北部を中心に、積雪や路面凍結による交通障害などに十分ご注意ください。
あすの日中以降は、上空の寒気が少しずつ弱まるため、北部では次第に雪が雨に変わるでしょう。 中部や南部では日中は晴れ間が出る見込みです。 ただ、あす朝の最低気温は大阪では1度と今季一番の寒さとなり、内陸部では0度を下回る厳しい冷え込みになるでしょう。 一方、あす日中の最高気温は大阪9度と、きょうに比べると日中の寒さは少し緩みそうです(きょうの大阪の最高気温は6.2度)。 あさって24日(日)のクリスマスイブは、日中は北部も含めて広い範囲で晴れ間が広がる見込みです。 その先、クリスマス以降は穏やかな晴れの日が多く、年末にかけては日に日に寒さが緩みそうです。 まずは、あす朝にかけての冷え込みや大雪にご注意ください。 (ABCウェザーセンター)