「反抗期だと思うけど向き合ってる暇はないから!」中山秀征の妻・白城あやか4人の子育てで米は月40キロ、洗濯1日6回の多忙な日々から一転した「今」
── 旦那さんはとても優しそうですが、お子さんたちに怒るようなことはありましたか? 白城さん:もちろんありました。でも、だいたい怒り始めは私なんですよ。「みんな並びなさい!」と言って子どもたちを並ばせて怒っていると、主人は「え?何かあったんだ…」と。これは自分も言わなきゃいけないんだと察して一緒に怒ることはありましたが、主人から「これはダメなんじゃない?」と怒ることはなかったです。そもそも気づかない。私がひと通り言った後に「そういうのはダメだよね」って後から言うタイプなんです。主人は14、15歳で東京に出てきましたが、群馬にいたころから反抗期はなく、親からあまり怒られることもなかったみたいなので、そうした影響はあるのかもしれませんが。
── では、お子さんが4人いてよかったなと思うことはどんなことですか? 白城さん:家のなかで社会ができてるんです。長男だけ少し年齢が離れていましたが、私がご飯を作っているときも次男、三男、四男で遊んでいたり、お兄ちゃんが勉強を始めると自然と自分もやらなきゃとなったり。私が口を出さなくても兄弟から学ぶこともあって助かりましたね。 また、4兄弟といっても縦社会のような感じではなく、大人になるにつれて友だちのような関係になっていますね。特に、長男と四男は8歳離れていますが、長男は大学の寮に入っていたので四男とは関わる時間が少なかったと思うんです。でも、今は時間が合えば一緒にサウナに行ったりキャッチボールをしたり、長男もみずからコミュニケーションをとる時間をつくってくれたりしているし、四男も何か長男に相談したりと、いい関係性になっているなと思います。
■そのときだけ、思い出す人でいい ── お子さんたちが成長されて、長男の翔貴さんは俳優に、次男は大学生、三男、四男は海外の学校に通われてから、多忙だった時代にくらべて生活も変わっていったのでしょうか? 白城さん:2年前に三男、四男が海外の学校に行ってから生活が一変しました。お弁当作りから解放されたし、洗濯物が減ったし、睡眠時間もたっぷりとれて、ここ数年はよく眠れています(笑)。何より自分の時間が増えました。ようやく20年ぶりにやりたいことをやっていて、今はガラス工芸を本格的に習いに行ったりして楽しいですよ。