ドイツ・ベルリン動物園、パンダ「夢夢」の2回目の双子懐妊を発表
【東方新報】ドイツのベルリン動物園(Berlin Zoo)は、2019年に双子を出産したジャイアントパンダ「夢夢(モンモン、Meng Meng)」が、再び双子を懐妊したと発表した。 同園の発表によると、11回目の超音波検査で、胎児の心音が2回検出され、双子と判明した。パンダの胎児は現在2頭とも体長約2.5センチだという。 ベルリン動物園のアンドレアス・クニエリーム(Andreas Knieriem)園長は、胚の大きさから見て、順調にいけば8月末に出産する見込みであると述べた。 同園では5年前と同様、出産に向けて万全の準備を始めている。中国の専門家もベルリンに到着し、フォローアップ作業を開始した。 同園の説明によれば、メスのパンダが繁殖可能なのは1年に72時間程度だという。「夢夢」は周到な観察と準備を経て、国際的な専門家チームによって今年4月に人工授精されていた。 「夢夢」とパートナーのオス「嬌慶(ジャオチン、Jiao Qing)」は、17年6月に中国の成都市(Chengdu)からベルリン動物園に到着し、15年間のドイツ滞在生活を始めた。その後19年8月31日、「夢夢」はオスの双子を出産し、「夢想(モンシャン、Meng Xiang)」と「夢円(モンユアン、Meng Yuan)」と名付けられた。これがドイツでのジャイアントパンダの初めての出産となった。 この双子の兄弟は、昨年12月に中国に無事帰国している。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。