５回終了後にグラウンドに登場し、ファンの声援に応える王貞治氏（カメラ・宮崎　亮太）

◆日本生命セ・パ交流戦　巨人―ソフトバンク（２８日・東京ドーム） 　巨人軍球団創設９０周年記念特別試合「王貞治ＤＡＹ」として開催されたソフトバンク戦で、王貞治氏（８４）＝ソフトバンク球団会長兼特別チームアドバイザー＝を祝う特別セレモニーが、５回終了時に行われた。原辰徳前巨人監督、張本勲氏、巨人・阿部監督、ソフトバンク・小久保監督と共にグラウンドに登場。ホームベース上で、ファンを背に記念撮影を行った。両手を挙げてファンの声援に応えた王氏は「とにかくありがたいの一言ですよね。もうこの年になって、私自身も忘れているようなことをみなさんが映像を見て一緒に喜んでいただいているということは、うれしいですよね」と感謝した。 　今月３日に行われた「長嶋茂雄ＤＡＹ」に続いての開催。巨人の監督、コーチ、選手は王氏の永久欠番である「１」が右袖にデザインされた特別ユニホームでプレーした。「ＯＮとして長嶋さんと一緒にやらせていただいてね。お互いに競い合えたのは本当に良かったんじゃないかなと思いますね。その間にＶ９も達成できましたしね。野球選手としては、本当に最高の人生だったと、そのように思いますね。巨人軍、ファンのみなさんに感謝するのみですね」と話した。 　ソフトバンクの小久保監督も、巨人の阿部監督も就任１年目。共に優勝から遠ざかっている。「お互いにちょっと優勝から離れちゃっているんでね。今年は私たちも何とか勝ち上がって、やっぱり日本シリーズでジャイアンツとやりたいですね」と期待した。